幼児教育センターを設置しました

 本市では、幼児期から中学校までの12年間を通して、自立した人間として主体的に行動する「自立力」と多様な人々と協働しながら新たな価値を創造する「社会力」を兼ね備えた子どもを育てる幼小中一貫教育を推進しています。
小学校からの義務教育9年間が、より充実した学びの場となるよう、3歳児からの就学前教育・幼小接続カリキュラムで、子どもたちに学習の土台を身に着けていきます。
こうした取り組みを、公立私立を問わず、市内の全ての園で実施することを目指し、本年8月に幼児教育センターを設置(開設)いたしました。
 また、同センターは、特別支援を必要とする児童や外国人児童への対応など、幼児教育・保育がより充実するよう課題の解消に向け取り組んでいます。

幼児教育センターについて.pdf

 袋井市の幼児教育の現状

学習の土台をつくる 就学前教育・幼小接続カリキュラム

3つの力を段階的に育成することで、小学校からの主体的な学びにつなげます。

○ 生活習慣
  自立心、道徳性・規範意識の芽生え、健康な体、社会生活との関わりなど
○ 学びに向かう力
  好奇心、協同性、考えを伝える力、がんばる力など
○ 思考・表現の基礎(文字・数・思考)
  思考力の芽生え、数量や図形、標識や文字などへの関心

幼児教育センターの役割と取組

幼稚園教諭、保育士等に対する研修機会を提供するとともに、幼児教育施設に対する助言や情報提供を行い、幼児教育の更なる質の向上、幼小接続、離職防止等の実現に向けた調査研究を行います。


《主な取り組み》
(1)幼児教育アドバイザーによる指導
園内研修や各園教諭との意見交換を通じ、アドバイスや必要な情報提供等を行います。

(2)私立幼稚園、保育園、こども園との情報交換
各園、小学校の具体的取組を紹介したり、情報交換することで、就学前教育・幼小接続カリキュラムの実践を促します。

(3)人材育成ガイドラインの作成
キャリアステージに合わせた教員育成指標から自己評価を行う「人材育成ガイドライン」を作成し、教員個々が自らの指導内容を分析、工夫することを促します。

(4)教育課題に関する調査研究
特別支援を必要とする児童や外国人児童への対応などの調査研究を行い、幼児教育・保育の充実を図ります。

組織図

袋井市教育委員会組織図.pdf